株式会社SVC様は「楽しさで世界をつなぐ、すべての人に満足を」をミッションに、ITを活用したサービスの開発・提供を行っています。2024年8月にはマーケティングツール「L-TRACK(エルトラック)」の提供を開始し、広告効果の可視化をサポートするソリューションを提供しています。本日は取締役の伊藤 潤様にお話を伺いました。スピード感と柔軟性が支える新規サービスの開発力事業内容について教えてください。弊社ではWEBサービスの開発・運用を中心に、広告代理事業や福祉関連サービスなど5つの事業を展開しています。特長は、コンテンツの企画から開発、運用発展まで一気通貫で対応できる社内体制です。市場の変化が激しいWEB業界では、遅れた対応は機会損失に直結しますが、弊社の場合、事業部で新サービスのアイデアが生まれたら、開発部門ですぐに具現化できる体制が整っています。伊藤様の業務内容と、組織づくりにおいて大切にしていることを教えてください。私は開発部門のマネージャーも兼務しています。開発現場で重視しているのはスピードとチャレンジ、そして能動的であることです。従業員は社歴を問わず、新サービスや事業を積極的に立案しますし、会社としてもそれを歓迎し、スピード感をもって挑戦する文化があります。広告効果を「見える化」するマーケティングツール「L-TRACK(エルトラック)」ここからはL-TRACKについて伺います。まずはサービスの特徴をお聞かせください。L-TRACKは、LINE公式アカウントの友だち流入経路を『友だち追加』だけで計測できる、国内唯一のマーケティングツールです。WEB広告の出稿事業者様が、L-TRACKを通じて流入経路を計測することで、広告ごとの効果検証をより正確に行えます。これにより、媒体選定や広告費の最適化を図ることができます。本サービスを企画されたきっかけは何ですか?弊社のお客様や広告事業者様から「広告の効果をより正確に測定して、広告費を最適化したい」という声をよく聞いていました。類似サービスは存在するものの、「料金が高い」「他ツールと連携できない」といった不満があがっていました。そこで、弊社がお客様のニーズに合致するサービスを提供できれば、お役に立てるのではないかと考え、L-TRACKは企画されました。サービス企画にあたって、こだわった部分をお聞かせください。L-TRACKは徹底したユーザーニーズに基づいて設計されています。広告事業者様の最大のニーズは、広告費を効果的に使うことです。他社サービスでは「機能が多すぎて使いこなせない」と言う声もよく聞いたため、L-TRACKでは最小限の機能で十分な効果を実感いただけるよう、機能や料金体系の決定まで議論を重ねました。料金体系や拡張性はどのようにこだわりましたか?料金体系は導入も継続もしやすいよう、定額の月額利用料と、友だちの追加件数に応じた従量課金の併用を採用しました。拡張性では、ヒアリングの段階で他ツールとの連携を求める声が多くあったため、関連ツールと連携できるよう、カスタマイズ性を持たせた仕様にしています。2024年8月にリリースを迎えたL-TRACKですが、今後の展望をお聞かせください。初期リリースは行いましたが、まだ完成はしていません。外部ツールとのAPI連携など、さらに充実した機能を目下、開発中です。L-TRACKに限らず、サービスに完成は無いと考えています。お客様の声を仕様に反映し、変化するニーズに対応しながらどんどんアップグレードしていく。それが長く使っていただけるサービスの条件です。L-TRACKでもマラソンに挑むように、お客様とともに長期的なサービス育成を目指しています。YNSとの4年間のパートナーシップ弊社にご相談いただいたきっかけを教えてください。YNSさんとの出会いは2018年にさかのぼります。当時フィリピンオフショア開発会社様との協業を模索している中で御社と出会いました。長い付き合いの中で信頼関係を構築できたことが、相談のきっかけです。またサーバーサイドの保守に高い技術力をお持ちだったことも、サービスの安定稼働を重視する弊社にとって信頼できるポイントでした。2020年以来、4年以上継続している開発パートナーシップです。YNSへの率直な評価をお聞かせいただけますか?弊社内にも開発部門を保有している中、リソースや対応技術の観点から外部の開発会社様と協働しています。外注している以上は品質とスピード両方の担保を求めていますが、その点YNSさんは、対応スピードと品質の両方が高く、期待以上のパフォーマンスです。今後のご要望や、YNSに期待していることをお聞かせください。弊社はYNSさんを単なる開発会社ではなく、弊社サービスの発展や課題解決を支援してくださるパートナーだと捉えています。そのためにもYNSさんには、サービスのグロースまで伴走するといったマインドで、積極的にご提案いただけるのを期待しています。パートナーとはwin-winの関係であるのが理想ですし、YNSさんとはさらに深いシナジーを感じていきたいです。無理なお願いをすることもあるかもしれませんが、お互いの事情を率直に共有し合いながら、両社が発展できるよう対話をしていきましょう。インタビュアーの感想伊藤様とのお話を通じて、お客様満足度の高いサービス提供に対する情熱と、それを実現する組織づくりに感銘を受けました。また、弊社への厚い信頼とご期待のお言葉も大変励みになります。今後も信頼できるパートナーとして共に歩み、貴社サービスのさらなる成功に貢献できるよう、メンバー一同努めてまいります。インタビュー企業様紹介・社名:株式会社SVC・所在地:東京都品川区西五反田7-13-6 SDI 五反田ビル8階・事業内容:WEBやITを通じたサービス開発、児童発達支援事業など・WEBサイト:https://s-vc.jp/