失敗しない！システムの引継ぎ・リプレイス・リニューアル完全ガイド❸開発会社の選び方と料金の目安

自社にフィットする開発会社を見つけよう！ 前回 は、システム引継ぎ・リプレイス成功のポイントをご紹介しました。今回は引継ぎ・リプレイスの実行に向けて「開発会社の選び方」と「料金の目安」をご紹介します！ 「予算もないし一番見積りの安い会社にしよう…」は危険です。引継ぎ・リプレイスの成功には、自社にフィットする開発会社選びが鍵となります！選び方のポイントをおさえて、安心&信頼できるパートナーを見つけましょう！

開発会社の選び方 1「引継ぎ・リプレイス」の経験があるかどうか システムの新規開発と、他社が作ったシステムの引継ぎでは、必要なスキルや対応力がまったく異なります。特に、ドキュメントが不十分だったり、担当者が不在だったりするケースでは、“場数”を踏んだ会社でないとスムーズに対応できません。

•他社システムの調査・引継ぎの実績があるか

•ブラックボックス状態でも対応した事例があるか

•古い技術や非クラウド環境への理解があるか

実績ページや事例紹介資料などでしっかり確認できると安心です。

2「保守・運用まで対応」できるかどうか リプレイスや改修のあとは、しっかりと保守・運用していくことが重要です。システムは一度作ったら終わりではなく、むしろ運用が始まってからこそ「どう付き合っていくか」が問われます。

・障害対応や問い合わせ対応の体制は整っているか？

・アプリ保守/インフラ保守の詳細な提供内容は？

・長く付き合えるパートナーになれるか？

このような視点で見ておくと、“開発だけで終わる会社”を避けられます。 また、再度ブラックボックス化してしまうことのないよう、ドキュメント類を提供してくれることも合わせて確認しておきましょう。

3「分かりやすく説明してくれる」かどうか 専門用語をたくさん使って説明されても、システムに詳しくない方にとっては判断が難しくなります。「聞いても、難しくて理解できなかった…」「いつも説明が分かりづらいから、質問しづらい…」とコミュニケーションに溝が出来てしまうと、保守・運用の際大きな負担になってしまいます。 大切なのは、

・かみ砕いて説明してくれるか

・「なぜそうするのか」を丁寧に伝えてくれるか

・一緒に考えてくれる姿勢があるか

など、寄り添って伴走してくれる相手であることです。「話しやすい」「相談しやすい」ことは、長い付き合いにおいてとても重要な判断材料です。

費用の目安（おおまかな相場観） 引継ぎやリプレイスの費用は、システムの規模や状況によって大きく変動します。 以下はおおよその費用の目安です。

区分

内容

費用の目安

引継ぎ調査

設計書やコードの解析 システム構成の洗い出し など

30万～100万円程度

部分的な改修

画面の使いやすさ改善 帳票機能の修正 など

100万～300万円程度

全体リプレイス

システム全体の再構築 クラウド移行など

500万円～数千万円程度

※小規模なシステムであれば100万円台から対応可能なケースもあります。 ※要件が明確でない場合、まずは調査フェーズを別途切り出すこともあります。

よくある費用に関する誤解 「無料で調査してくれる会社の方がいい？」 一見お得に見えますが、無料調査では十分に深堀りした内容を得られないケースや結局後から追加費用が発生するケースも。調査費が発生する会社の方が、丁寧な分析や的確な提案をしてくれることが多く、結果として開発費まで含めたコストが抑えられる場合もあります。

「見積りが安い会社にお願いすればお得？」 金額だけで選ぶと、後から追加費用が発生したり、納期遅れや品質トラブルが起きたりすることがあります。見積の内訳や根拠も確認しましょう。 （関連記事： システム開発の見積もりの内訳は？費目の見方や算出方法ご紹介 ）

まとめ 開発会社選びは、「価格」だけでなく「安心して任せられるか」「相談しやすいか」がとても大切です。特に、引継ぎやリプレイスのような“難しいプロジェクト”こそ、親身になって伴走してくれるパートナーが必要です。

ここまで3回にわたってお伝えした「システムの引継ぎ・リプレイス・リニューアル完全ガイド」。まずは、現状の課題を整理し、「今どうなっているのか」「どこに困っているのか」を明確にすることから始めましょう。

その上で、信頼できる開発会社と一緒に、無理のないスケジュールと予算で、段階的に進めていくことが成功のカギです。

弊社YNSでは、各種システム・業界のみなさまの引継ぎ・リプレイス・リニューアルに対応しております。「まだリニューアルは数年先の予定だけど…」「今、困っている部分だけピンポイントに解決したい」など、どんなご相談も是非お気軽にお声がけください！

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その他にも、システムの規模やお客様のご要望に応じて最適なご契約・お見積方法をご提案しています。請負契約でのシステム受託開発も、準委任契約によるオーダーメイド開発チームのレンタルも行っております。「こんなことできる？」「とりあえず自社の状況を相談したい」など、小さなことでもお気軽にご相談ください。

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