<p data-uid="YTcNtNHX" data-time="1711417102759">近年、あらゆるビジネスシーンにおいてSaaSの利用が増えています。<br>SaaS導入後に発生するランニングコストは、デメリットとして捉えられがちですが、本当にデメリットなのでしょうか。本日はSaaSのコストについて考察したいと思います。</p><p data-uid="lYLcl1o5" data-time="1711417117348"></p><div data-type="table_of_contents" data-uid="JkmoYKry" data-time="1711417112149"></div><h2 data-uid="Ni6KCc6D" data-time="1712112242433" id="index_Ni6KCc6D">(一般的に言われている)SaaSのメリット・デメリット</h2><p data-uid="sMNiIzIM" data-time="1711416900859">まずは、一般的に言われているSaaSのメリットとデメリットを確認しましょう。まずはメリットです。</p><blockquote data-uid="Dq88yaQy" data-time="1711416987380"><p data-uid="1xqULRTD" data-time="1711416986121"><strong>▼メリット</strong><br>・イニシャルコストを低く抑えられる<br>・手軽に始められるので、導入までのスピードがはやい<br>・場所や時間を問わず利用できる<br>・自社でのシステムの保持・運用にかかるコストを削減できる</p></blockquote><p data-uid="ZdRbCiUw" data-time="1711416900859">初期費用が安いと社内稟議が通りやすく、導入のハードルが下がりますね。続いてデメリットです。</p><blockquote data-uid="9s46BlHG" data-time="1711416996387"><p data-uid="ehbM7kgY" data-time="1711416994346"><strong>▼デメリット</strong><br>・ランニングコストが発生する<br>・自社の業務にフィットしない部分もある<br> (あるいは、フィットさせるためのカスタマイズ費用が発生する)<br>・SaaS側がサービス終了すると利用できなくなる</p></blockquote><p data-uid="Fjz7gcgA" data-time="1711417130977">ここでのランニングコストとは、SaaS側に支払う月額利用料だけではありません。社内でSaaSそのものを管理するコストも増加します。</p><h2 data-uid="NHL0Ocmn" data-time="1712112248678" id="index_NHL0Ocmn">SaaS導入により発生する「SaaS管理コスト」</h2><blockquote data-uid="Xa8iyrfL" data-time="1711417007337"><p data-uid="f2qPnxll" data-time="1711417005057"><strong>▼SaaS管理の主な業務</strong><br>・アカウントの発行・削除<br>・アカウントごとの権限管理<br>・パスワードの管理・運用<br>・社内の利用状況やデータ容量の把握<br>・社内問い合わせ対応<br>・利用ガイドラインの整備と社内浸透</p></blockquote><p data-uid="rTFqR927" data-time="1711417136792">一企業が複数のSaaSを導入しているケースが珍しくない中、入退社や異動に伴うアカウントの運用は煩雑になりがちです。退職者のアカウント削除が漏れていると情報漏洩や余分なコスト発生につながるため、適切な現状把握と管理が必要です。</p><h2 data-uid="23bS2d3e" data-time="1712112255431" id="index_23bS2d3e">SaaS導入により軽減できる「保持・運用コスト」</h2><p data-uid="O097Qw7y" data-time="1711416900859">一方でSaaSを導入した場合、自社独自のシステムを導入した場合と比べて保守・運用にかかるコストを軽減することができます。<br><br>自社でシステムを導入した場合、稼働状況の監視やメンテナンス、セキュリティ対策、障害発生時の対応、ユーザーからの問い合わせに対する調査や回答といった人の手がかかる保守運用業務を、内製する場合は人件費が、外注する場合は外注費が、それぞれ固定費として発生します。</p><p data-uid="ClyMAeOR" data-time="1711417157678"></p><p data-uid="VyONNv2l" data-time="1711416900859">SaaS導入により軽減できた保守・運用費を、SaaS導入により発生するランニングコストが上回らなければ、ランニングコストは決してデメリットでないと言えます。</p><h2 data-uid="uMzGsYsW" data-time="1712112261096" id="index_uMzGsYsW">注目したい「自社業務とのフィット率」</h2><p data-uid="aDjy7dXW" data-time="1711416900859">ここまで読まれた方の中には、「SaaSかスクラッチかで迷っていたけど、SaaSのランニングコストがデメリットでないなら、初期費用も抑えられるSaaS一択じゃん」と感じた方もいるでしょう。</p><p data-uid="8KVycJ62" data-time="1711417169030"></p><p data-uid="Xpwwg3cU" data-time="1711417168057">ここで注目したいのが、SaaSと自社業務とのフィット率です。SaaSは業界の標準的な業務フローをベースに機能を実装しているため、自社の業務がSaaSに合わない部分が発生します。</p><blockquote data-uid="LDmWMHu9" data-time="1711417034047"><p data-uid="9D0Eu4sc" data-time="1711417031552">「従業員が少ない」<br>「一部署だけで使いたい」<br>「SaaSに業務を合わせて平準化したい」<br>「自社システム構築の前段階として、業務改善に取り組みたい」</p></blockquote><p data-uid="AkRAUAM2" data-time="1711416900859">という場合は、SaaS導入をおすすめします。反対に</p><blockquote data-uid="o9doUX0m" data-time="1711417044745"><p data-uid="cBlh_b6p" data-time="1711417042449">「従業員が多く、ランニングコストが膨らみそう」<br>「自社製品やサービスのバリエーションが豊富にある」<br>「商流が多様で、イレギュラーな請求処理が多い」<br>「多店舗展開を行っていて、地域独自のルールが多い」</p></blockquote><p data-uid="SKYts8iw" data-time="1711417177065">というように業務の独自性が高く、既存のSaaSでは大がかりなカスタマイズが必要になりそうな場合は、イニシャルコストをかけてでもオーダーメイドによるシステム開発を行ったほうが、自社にフィットしたシステムを導入でき、かつトータルコストを低く抑えられる場合があります。</p><h2 data-uid="3nfL6DSh" data-time="1712112269558" id="index_3nfL6DSh">まとめ:自社の業務に最大限フィットするソフトウェアを運用して、活用を最大化しましょう。</h2><p data-uid="hW6Md8y1" data-time="1729133549142">「うちは結局SaaSがいいの?スクラッチがいいの?」<br>「どのSaaSを選べばいいか分からない」<br>とお悩みの方もご安心ください。<br>弊社では<strong>丁寧なヒアリングでお客様が求めるものを明確にし、課題の洗い出しと、最適な解決方法としてシステムのあるべき姿を設計できます。</strong></p><p data-uid="yD5Hf2LH" data-time="1711417185098"></p><p data-uid="krePvtW2" data-time="1711417184780">長年に渡りフルスクラッチ開発を上流工程から下流工程まで一気通貫に行ってきた弊社だからこそわかる、フルスクラッチ開発の強みと弱み、そしてSaaSの強みや弱みを十分わきまえた上で、最適なご提案をいたします。<br>ぜひ一度お気軽にお声がけください。</p>