ウェブシステム開発

ウェブシステム開発

オフショア開発の失敗事例がいくつかインターネット上に展開されていますが、フィリピン法人の経営を継続する弊社には、顧客が以下の状況に陥らない工夫があります。
  • 伝えてあった仕様とそうとう乖離する仕様で実装された
  • 保守性や処理効率の点でひどく劣等のソースコードが納入された
  • ネイティブの日本語話者(≒日本人)以外の人とのコミュニケーションがつらい
  • 結局は、単価の高い日本人エンジニアをつかまえないといけなくなる
多くの場合は、体制の不備が直接原因であり、間接的には契約のすり合わせがうまくいかないせいで、皮肉なことにキックオフの時点ですでに当のプロジェクトは失敗しています。

「契約のすり合わせ」とは?

ソフトウェアを開発し(売買契約のソフトウェアは除き)納入を受けるためには、エンジニア体制が必要です。エンジニアを確保するのに要する契約形態は、たいてい以下のいずれかです。
  • 雇用(労使)契約
  • 派遣契約
  • 準委任契約
  • 請負契約
弊社との法人間取引に限定すると、準委任と請負が候補です。「両者でどうちがうの?」とする疑問がわいて自然ではありますが、ここでは前者の準委任契約の誤解について強調します。
請負契約とはちがって、準委任契約だと瑕疵担保責任(現行民法に照らすと「契約不適合責任」)がない
とする、法的な解釈自体には問題ないように思います。ただ、責任の担保がないと拡大解釈した人々が「準委任のほうが楽だ」「準委任では信用できない」「準委任だから品質が悪い」など言及するのをインターネット上のそこかしこで見かけます。
人間どうしのやりとりは、法に基づきはしても、法で表現される範囲内でしかおこなわれないわけではなく、むしろ感情に左右されることのほうが多いものです。六法全書を確かめながらライブコミュニケーションをする人など、そういないでしょう。それと似て、法人間取引の契約形態が準委任だとしても、即座に「品質はどうでもよい」ことになるはずがありません。競争原理をすこし考えてみればすぐにわかります。
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準委任契約は、途中解約が原則的に認められるため、品質がひどければ他企業との契約締結を模索しはじめられます。その上、品質に劣るサービス提供者にリピート発注したい気持ちにはならないでしょうから、契約満了でサヨウナラとなるかもしれません。
契約形態が準委任契約にしろ請負契約にしろ、法的な範囲にとどめずビジネス取引の実態にまで考えをめぐらすと、契約者や利害関係者の間ですりあわせた方針どおりの体制や計画で遂行することがたいせつなのです。
請負契約に対応しない企業は日本の国内外を問わず多数存在します。弊社には、準委任にも請負にも対応する体制があり、厳しい品質管理基準もあります。

オフショア開発はコスト減ありき

オフショア開発企業の広報担当が「コストメリットではなく人的資源の調達にこそ、オフショア開発のメリットがある!」とポジショントークを繰りひろげます。一企業として営業利益率を追求したい気持ちはもちろん理解できますが、顧客の視点だと「コストメリットが出せないオフショア開発とは?」と疑問に感じませんか。ある特定の専門領域の技術水準が高く、あきらかに稀少性などの価値が見込めるならまだしも、日本人エンジニアでもできることをわざわざ外国企業に委託するメリットとはいったい何なのでしょう。たとえば、100均の商品やキクラゲなどの食品を輸入に頼るのがなぜなのか考えると、おのずから解は導きだせます。
ただし、向き不向きがあります。

弊社への発注をオススメしないプロジェクト

顧客にメリットが提供しにくい特徴を以下に記しておきます。
  • 日本人プログラマ1名で開発すべき小規模・短納期・単発の開発プロジェクト(フリーランスプログラマの中から優秀な方を見つけだされるとよいかもしれません)
  • 圧倒的なマークアップスピードを求めるフロントエンドコーディングプロジェクト(専門業者に依頼するとよさそうです)
  • 豊富な研究開発実績を要する先端技術のプロジェクト(こちらも、専門業者に依頼するとよさそうですね)
  • WordPressのカスタマイズなどのウェブ制作系プロジェクト(フリーランスプログラマに委託したほうがきっとコストメリットが出ます。ただ品質担保が心配ではあります)

逆に、弊社でならお役に立てそうなプロジェクト

  • 日本人プログラマ3名以上で開発すべき中規模開発プロジェクト(弊社ならほぼ同額で5名以上アサインできるかもしれません)
  • 中長期的に保守性を維持してしっかり進めたい業務システムやOEMの開発プロジェクト(期間が長いほどコストメリットが出せます)
  • 仮説検証(PoC)のパイロットプロジェクトやスタートアップ企業のプロダクトなど、小規模・短納期ではあるが、リピート発注を見込む開発プロジェクト
コストメリットが出せる契約内容で、優秀な日本人のエンジニアマネージャやフィリピン人プログラマとともに、楽しくシステム開発しませんか。もちろん営利企業である以上、弊社が赤字となる契約は結びかねますが、弊社の顧客相談窓口は熟達したプロジェクトマネージャが担当し、予算計画に応じた無理のないプロジェクト企画を提案します。要望を噛みくだいたところ納期や予算に合わなそうなら、開発スコープを縮小するなど対策を打ちましょう。さまざま調整が可能です。
技術的な話題では、AWSに代表される大規模クラウドも、ConoHaやVultrなど廉価クラウドも採択候補とし、現実的な保守のしかたを検討します。PHPやRubyなどのスクリプト言語をもとにした各種フレームワークやライブラリの利用を前提に、コストメリットが出せます。JavaScriptの実装にも豊富な経験があります。
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2021年8月現在、新規クライアント企業さまからのシステム開発のご相談やお見積もり依頼は、残念ながらお断りしております。弊社日本人スタッフに直接ご相談いただくか、取引実績のあるクライアント企業さまのご紹介経由でお願いします。なお、ITコンサルティングやウェブマーケティング(LP制作や広告運用など)のサービスについては、新規クライアント企業さまからのご相談も承りますので、システム開発計画のコンサルティングから始めてみるのはいかがでしょうか。くわしくはお問い合わせページよりご要望をお知らせください。